カレン族の食卓には毎日見たこともない野菜が並びます。これもその一つ。写真の手前から右にかけて並ぶ茶色の線状の固まり、何だと思いますか?
見たこともない野菜
実はこれ、花のしべ。ジョディさんに聞いたらタイ語で孔雀の尾という名前の花とのこと。森で落花したものを拾い集めてくるそうです。味はかすかな甘みと嫌味でない苦味が混在、ややとろみもあります。見た目よりかなり美味いです。
孔雀の尾(和名:火炎樹)
どんな花か詳しく聞いてみました。木に咲く鮮やかなオレンジ色の花らしいです。
カレン族の食卓に上る野菜の多くが森から集めてきたものです。この孔雀の尾の花、竹の子、豆、果物など何でも森に行けば手に入ります。カレン族が昔ながらの伝統的生活を続けられているのは豊かな森に囲まれているからだと思います。
カレン族
カレン族のカレンとはタイ人など他民族が彼らを指す言葉です。カレン族自身は自らを「森に住む人(パガニョー)」と呼びます。