ちょうど秋休み(※タイは2学期制)に入ったようで村には小さな子供たちがたくさんいました。
この時期はこの地方の農繁期にあたるようで大人や手伝える子供たちは農作業に出ているようで日中はほとんどみかけませんでした。
みんなでゴム飛びをしていました。
パラウン族の少女
パラウン族の少年
最近の日本の小学生はゴム飛びをしているのでしょうか?
私が子供の頃は女子はヒマさえあればゴム飛びをしていたような記憶があります。
なかでも神業的な技を持つ女子はみんなから尊敬されていました。
カレン族の老婆
耳にカレン族の伝統的な銀のイヤリングをしています。
子供の頃から小さなものを通し、だんだんと大きなものに変えるようです。
今ではすっかり大きくなった穴をイヤリングを外して見せてくれました。
赤色の毛糸は落下防止のようです^^
首元にはオレンジや黄色のアンティークビーズが何重にもつけられていました。
これだけの量だと重量は1kg近くなると思うのですが、肩は凝らないんでしょうか?
リス族は緑や青を主体とした鮮やかでカラフルな民族衣装を身に着けます。
このカラフルな衣装を着ているとおばあさんでも、かわいく見えてくるから不思議です^^
リス族の老婆
町から近いこの村々には、観光客がよく訪れます。
女子供たちは観光客を見つけるとワラワラと集まってきて、ハンドクラフト品でいっぱいになった籠やアクセサリーをじゃらじゃらつけた腕を見せて、「買わないか」と声をかけてきます。
面白いのが民族ごとに売り方に特長があることです。
アカ族は買うまで食い下がらないほどしつこくせまります。
売り子の子供の目にも余裕がなく、さみしそうな目をしながら「10バーツ、10バーツ」とが追いかけてきます。
カメラを向けても同じ目をして「10バーツ(30円)」です・・・
リス族は衣装が明るい色をしているせいか、性格も陽気です。
にこにこ笑いながら集まってきて、「これ10バーツで買わない?今なら2つで15バーツよ」とほがらかに押し売りをします。
パラウン族は、各自の家の軒をお土産売り場にしていて、観光客に群がることはありませんが、彼女たちの”店”に近づくと「ショッピング、ショッピング」と手招きして声をかけてきます。
これらとまったく対象的なのがカレン族です。
カレン族の女性や女の子は見知らぬ人に話しかけるのは慎みがないことと思っているようで、まったく寄って来ません。
こうした山間の村では女子供を使って観光客から現金を得る唯一の方法だと思うのですが、彼らの信条には反するようです。
純朴にして誠実なカレン族は観光地化が進むこの村でもあまり変わりがないようでした。
※小作人が1日16時間働いて得る現金は約100バーツ