ネオアジアをコンセプトに展開するROUROUの“2004A/W”ファッションショーに参加しました。
会場は横浜中華街にあるアマゾンクラブ。
古い貿易倉庫を改造したという店内は、アジアのアンティークでまとめられ、熱帯魚のアロワナが大きな水槽の中を泳ぎ、不思議な空間を作り出しています。
前回の2004S/Sに引き続き、今回ももちろん“モデル”としてではなく“カメラマン”としての参加です(^^;)
スタッフもヘルプとして1名連れて行きました。
▼前回撮影した2004S/Sの写真
カメラマンは私を含め3人。
私以外はもちろん本職のプロカメラマンで名のある方々です。
会場はアマゾンのジャングルをイメージしたダイニングバーということで全体的に暗く、オートフォーカスのピントが合わないほどでした。
フラッシュを焚けば、もちろん写ることは写りますが、白く飛び、影が出てしまい、会場の雰囲気が台無しになってしまいます。
またスポットライトが部分的に強くあたるためコントラストが激しく、露出があわせにくいので難しい撮影になることがテスト撮影で予測されました。
「こんな状況下で、プロはどうやって撮るのだろう?」と観察していたら、プロの技を披露してくれました。
フラッシュの前に黄色のセロファンを貼って、フラッシュの白い光を黄色に変えるのです。
フラッシュで人物は明るく映りますが、黄色の光は会場のやわらかい電球色の照明と同じで会場の雰囲気を損ねることなく撮影されるのです。
「なるほどその手があったか!」と思いましたが、いまさら用意できるわけもなく、常にあらゆる状況を想定して撮影道具を用意しておくプロの準備の良さを改めて感心せざるをえませんでした。
延々とカメラの話ばかりを書いてしまいました。スミマセン。
肝心のショーは、子供の頃にいったいどのくらい牛乳を飲めばそんなに背が高くなるの?と聞きたくなるような長身で、美女のモデルが勢ぞろい。
175cmある私が見上げるほどです。
森の音をサンプリングした音楽をBGMに華麗なウォーキングを披露してくれました。
モデルさんのウォーキングの最後に、シンガポール育ちのシンガーソングライター/sachiyoさんが登場し、この日のために作曲された歌を美声を震わせて聞かせてくれました。
ComposerのHagiさんの作り出す音とsachiyoさんの歌が見事に調和し、鳥肌が立つほどでした。
次回のショーはどんな演出になるか楽しみです。