有機栽培の手紡ぎ木綿+天然藍染め紐のブレスレットとネックレスを掲載しました。
この藍染め紐は、中国の山東省で丹念に手で紡がれた糸を、京都の染色家、手染め屋の青木さんに天然の藍で染めていただいたものです。
手紡ぎの木綿糸は人の手が繰り出すムラのある質感が特徴で、マシンメイドのものとは異なります。
天然の藍(インディゴ)で十数度重ね染めされ生まれた色合いは、自然が作り出した独特の風合いを持っています。
この糸から紐を作るために、まず糸を10~12本づつまとめ3束に分けます。
次に、この3束をそれそれ同じ数だけねじって縒ります。
それから、3束をまとめて固くしっかりした紐になるまで縒り合わせます。
できあがった紐は直径2.5mmほどになります。
長さ2mほどの紐を作るのに100mほどの糸を使います。
こうしてできあがった藍染め紐の深みのある美しい藍色は、夏の青空によく似合います。
日本人には藍色には特別な思い入れがあるようです。
ジーンズを見てもわかるように、色落ち(ヒゲの入り方、アタリ)などにここまでこだわるのは日本人くらいです。
年中ジーンズばかりはいているジーンズ好きの私は旅の途中でアメリカやヨーロッパのジーンズショップを何回かのぞいたことがあります。
日本では色落ちを楽しむためのノンウォッシュや色落ち具合が様々なユーズド加工のジーンズがありますが、欧米ではストーンウォッシュか単なる色を薄くしただけのジーンズがほとんどでした。
ジーンズの色の入り方や青の濃淡にここまでこだわるのは、江戸の昔より藍を身に着け慣れ親しんできた日本人の藍に対する思い入れが継承されているのかもしれません。