横浜では桜の季節も終わり、桜の木々はピンクから緑に衣替えしました。
そして今はツツジの鮮やかな赤や白が目を楽しませてくれます。
つぼみが十分に膨らんだ藤も開花まで秒読み段階です。
新緑が日増しに広がり、春から初夏への移り変わりを感じていたら、先日、「桜はもう少しで咲きそうですが、今日は季節外れの雪になってものすごく寒いです」という東北の方からのメールをいただきビックリしました。
日本は南北に長く、山が多いためか、狭い島国なのに季節に多様性があります。
諸外国には季節の区別は雨季と乾季しかない国もありますが、日本の季節は2週間くらいで目まぐるしく変わっていくように感じます。
俳句に必ず季語を取り入れるという決まりごとを見てもわかるように、季節の語彙が非常に多く、日本人は昔から季節の変化に敏感な民族だと思います。
美しい自然がたくさんある日本ですが、海外のメディアではどうしても、近代的な高層ビル、進んだテクノロジーといった一部の面だけを強調して放映されることが多いようです。
バングラデシュで「あなたたちはリッチだ。でもビルしかない。わたしたちは貧しい、でも美しい緑がある」と言われたときは、驚きとともに少し悲しい思いをしたのを覚えています。