日に日に秋が深まるのが肌で感じられる季節ですね。落ち葉を踏みしめながら物思いにふける時間が多くなる時期でもありますね。
さて、新作2点を掲載しました。カレン族シルバーブレスレット/ブラックオニキス、カレン族シルバーネックレス/ラピスラズリです。
黒色のビーズはブラックオニキス。漆黒の輝きにシルバーが美しく映えます。特徴的な形をしたシルバービーズはタイでシルバーが貨幣として用いられていた古い時代の貨幣と同じ形です。ごつごつとしたシルバーの塊が並んだ野生的なデザインは手首の上でひと際目立つ存在感をはなち、ずっしりとした確かな重量感を感じさせます。
黒色のビーズはブラックアゲート(黒瑪瑙)、青色のビーズは古代より神秘の石として有名なラピスラズリです。アゲートは石英のグループの一つで層状の模様を持つものです。世界各地で産出し、古くから印章や護符などに用いられました。サソリや蛇の毒を消す力を備え、敵に打ち勝ち勝利をもたらす石と信じられていました。磨かれ艶のあるラピスラズリの群青の光沢は不思議な力を感じさせます。鮮やかな群青色の空を背景に流れる白の雲、きらめく金の星。青、白、金の三色が見事に調和しています。ラピスラズリを一目見れば、この石に魅せられ競って求めたいにしえの貴人たちの想いを理解できるでしょう。連なる漆黒のアゲートの中央に配置されたラピスラズリの青はモノトーンのデザインに対比して浮かび上がります。