寒さの中にも春の兆しを感じられるようになってきましたね。
春の新作として春らしい色の石、ペリドット(緑色)とブルートパーズ(水色)のブレスレットを掲載しました。
ペリドットとトパーズにはちょっとおもしろい関係があります。
エジプトの沖、紅海に浮かぶ小さな島、ザバルガート島。
遥か古の時代よりこの島ではペリドットが採掘されていました。
古代ギリシャ人はこの島を「トパゾス」と呼んでいました。
トパゾスはギリシャ語で「トパズィン(探す)」から来ています。
「その島は霧に包まれ、水夫たちはしばしばこの島を探さなければならなかった。それがこの島の由来である」
とローマ時代の博物誌には書かれています。
ペリドットは古代から18世紀頃まではトパーズと呼ばれていました。
トパゾスで採れる石だから「トパーズ」だったのです。
現在の名前であるペリドットという名前はアラビア語で宝石を意味する
「faridat」から来ています。
そしてザバルガートとはアラビア語でペリドットを意味しています。
かつてトパーズと呼ばれたペリドット。
古の時代より宝石を代表する名前を受け継いだトパーズ。
宝石の名前に秘められた浪漫を感じますね。