10日間のバリ、タイ買付けを終え帰国しました。
バリで野犬に噛まれた傷口は治ってきたものの、どうしても「狂犬病」の3文字が頭から離れません。
狂犬病を検索して調べると、発病した人はほぼ100%死に至る病気とのこと。
日本ではもう40年近くも発病者が出ていないそうですが、東南アジアではいまなお脅威のある感染症のひとつで、タイでは毎年100人以上の死亡者が出るそうです。
噛まれても発病前に注射をすぐ打てば発病しないとの記述があり、今からでも遅くないと思い病院に問い合わせの電話しました。
「すぐに来てください!」と電話口で言われ、あわてて病院に向かいました。
「ジャワ島などでは感染例がたくさんが報告されているが、バリ島はそんなに多くはありません」
との言葉にほっとしましたが、「油断はなりません、注射を1ヶ月間に5回に分けて打ちます」とのお言葉。
これから毎週病院に通わなければなりませんが、まずは安心しました。
これからは枕を高くして寝れそうです。
イスラム教では豚は不浄の動物として忌み嫌われ、食されない(寄生虫を持つため)のは有名ですが、犬も「汚れた動物」として扱われています。
メソポタミアの時代から出土した石版にも狂犬病の記述があるそうで、古くから知られていた病気のようです。
イスラム教で犬が「汚れた動物」とされるのもこのあたりに原因がありそうです。