青銅器の龍シルバーシリーズのネックレスについてデザイナーの山本さんと打ち合わせをしました。
山本さんの専門はインダストリアルデザインで、主に時計を作っています。
時計は外装のデザインにとどまらず、内部の機構まで手がけることのできる数少ないデザイナーです。
そのデザインは個性的かつ独創的で、私が尊敬する人の一人です。
時計のデザインに求められる精度は非常に微細です。
山本さんにネックレスのトップのデザインをお願いしたのですが、文様が緻密過ぎるのと複雑なフォルムのため、装飾品を製作する機械にかけられませんでした。
厳密な精度が求められる時計の世界と違って装飾品のデザインはそこまでの精度を求めないようです。
山本さんには製作可能な範囲ぎりぎりでデザインを練り直していただき、その打ち合わせを先日行いました。
最初のデザインスケッチからここまで約1年。
妥協せず、満足いくまで細部にこだわり続けたネックレスがもうすぐ、その姿を現そうとしています。
「流行に合わせて完成度の低いものを出すより、じっくり練り上げて時の流れに色褪せないのものを作りたい」と語ってくれました。
販売までにはもう少し時間がかかりそうですがご期待ください!