先日、手術を受けました。
大腿部にできた腫瘍の摘出手術です。
手術はこれで2回目です。
前回は8年前。蓄膿症の手術でした。
麻酔があまり効かず、歯を食いしばりながら、まるで拷問のような手術でした。
事前に「痛かったら言ってくださいねー♪」と看護婦さんに明るく言われていましたので、気軽な気持ちで手術にのぞみました。
しかし予想をはるかに超える激烈な痛み!
「痛いです!」と何度となく訴えるものの、痛みは一切軽減することがありません。
ただただ、ひたすら痛みに耐えるしかありませんでした。
手術の合間に何度も意識が遠のきそうになりながらも、必ず痛みで現実に引き戻されました。
以来、手術には恐怖心しかなく、この手術も2年ほど延ばしてきました。
ようやく手術を受けること決心したものの、「今ならまだ引き返せる・・・」と弱気になることが幾度もありました。
手術前夜はほとんど眠れず、当日看護婦さんには「緊張してるでしょ」と見透かされてしまいました。
いざ本番。「それでは始めます」との先生の声に歯をくいしばり、腹筋に力を込めました。
しかし拍子抜けするほど痛みはなく、それどころか眠気に吸い込まれ、うとうとしてしまうほどでした。
術後から数日が経過し、痛みも収まり、今はただ早く元のように歩けるようなるのを願うばかりです。