サイトのリニューアルにあわせて価格を見直しました。
これはひとつは地銀価格の高騰によるものです。2000-2004年頃までは銀価格は非常に安定しており上下してもほとんど10%の範囲内に収まっていました。ところが金、プラチナ同様、急激な価格上昇を続け、上昇はいくぶん収まったものの以前高値水準を維持しています。
もうひとつは円安バーツ高のためです。アジア通貨危機から立ち直り、タイの経済が安定してきたのか、それとも原油高によるものなのかわかりませんが、1バーツ=約2.7円くらいだったのが、ここ1年くらいで上昇し、現在1バーツ=約3.1円を保っています。この2つの原因でタイからの銀の仕入が日本価格で換算すると以前の約2.3倍にもなります。
カレン族にオーダーする都合上、同一デザインのものを大量にオーダーします。カレン族の銀細工の村は家族単位で製作をしており、良い腕を持った家に頼んでいます。しかしそれでも2割程はクロマニヨンの求める水準に達しておらず使われることはありません。
銀価格の上昇が始まってから、いつかはこれも過ぎ去るものだろうと楽観視し、価格を維持してきましたが、現在の銀相場と銀の需要の状況から、銀価格はこのまま維持というのが専門家の見方のようです。
このためクオリティを守るために現在の価格を10-20%ほど見直しいたしました。
また同時に、製作時間が長時間に渡るもの、ラピスラズリなどのグレードを上げたものについては大幅に価格が変更いたしました。ラピスラズリのグレードアップについては特にご要望が多かったものです。このためいくつかのものは商品写真よりグレードの高いものを使用しています。