やさしい日射しのなかでも
しとしと降る雨の中でも
ガートが水没しても
干上がっても
知らん顔でガンガーは毎日、南から北へ
今日は暖かいから人が多い
色んな色がガートに映える
あっ、あと、音もね
洗濯する音とか
プジャーの鐘の音とかね
何もない対岸は霧にかすむ
白い砂浜が広がっとんだよ
行ったことあるかい?
とんびがゆうぜんと、頭の上を飛んでいった
ゆったりと
ゆうぜんと
ああ、そうだ
何と今日、オレ、イルカみたんだよ、イルカ
ガンガー泳ぐ
イルカおるんだよ
知っとった?
死体も浮かんでるってよ
オレは見たことないけど
プカプカ浮いてるらしいよ
ああ。
あと、もっとスゲェのもあるよ
対岸でね、
赤ン坊の死体の足をね、
犬がね、ノラ犬だよ、
それがさ、
ムシャムシャくってんのをさ、
トモダチが見たんだってさ
スゲェハナシだよね
オレはオレで火葬場にたどりついて
人が焼かれてんのみたよ
棒きれで、よく燃えるように生焼けの頭こづいとった
ぐったりした、力のない動きだった
しばらくみてたら熱いのと目ぇ痛ぇのとで、15分くらいで降参しちまったけどね
この間、ずっと見れなかった朝日をね、
ようやく見れたんだ
さいごのさいごでね
霧がきれいに晴れて、
でっけぇ太陽が昇ってくると、
空がまっ赤になるんだ
ガンガーもあんな汚ねぇのに、
赤く染まるんだ
すげぇんだぜ
思わずしんみりしちまう
太陽を浴びながらみんな、お祈りしたり、顔を洗ったり、洗濯したり、船をこいだりしてるんだ
オレは、そんなのみれて本当によかった、
と思うんだよ
世界を旅して、貴重な体験をしていらっしゃるみたいですね。3回読めば、貴方のい
る風景が浮かんできますが、1回読むだけではせっかくの空間が浮かんできません。
1行1行の言葉1つ1つを大切に、短くしてみたらいかがでしょうか。エッセイとし
て、写真や絵を乗せれば、今のままでもいいかもしれません。私は、詩は書きません
が佐藤さんの素晴らしい体験が伝わってきましたので、感想をお届けしました。これ
からも良い旅を!!!
ムチャクチャ染みてきます
オレも旅行に行きたいなぁ
旅はやっぱいいですね
さとうりゅうたさんのこころの
感動がオレにダイレクトに伝わってくるな感じ・・・
響きます
こころが自由なんでしょうね