ぱさぱさのタイ米

タイ米って、ぱさぱさなんだよね。ほそながくって。
あんまり味がしない。味気ない。
でも今、無性にそれが食べたいんだ。
ココナッツ風味のさらさらしたカレーなんか上にかけちゃって。
そうすりゃあ完璧なタイ・カレー。
マサラ風味のさらさらしたのかけりゃあ、インド・カレー。

うまいよね。
最近はまって、よく食べにいく。
食べてると、旅してたときの風景とかぼんやりと浮かんできて、ちょっと懐かしい気持ちになったりもするんだ。
たのしいかんじ。

でも、ぜいたくを言うと、ごはんが違うんだな。これが。
おいしい日本米なのである。
ちょっとさめてしまう。
そこだけは気を使って日本人にあわせているのかな。
それが少し残念だ。
日本の料理には日本のお米があうように、アジアの料理にはやっぱりアジアのお米がぴったりなのだ。
ほそながくって、ぱさぱさなのがね。
ためしてごらんよ。
ちょっと慣れれば絶対そっちの方がおいしいから。
日本人って、お米にはこだわりがあるから、なかなかその辺の所は譲れないんだよね。
だけど、ちょっと冒険してみるのも、たのしいかも。
視野が広がるよ。
うまいんだって。
本当に。

誰か、ちゃんとしたぱさぱさのタイ米で、おいしいインド・カレーやタイ・カレーを食わせてくれないかなあ。
食ってみたいなあ。久々に。

さとうりゅうたの軌跡
さとうりゅうた 最初は欧米諸国を旅するが、友人の話がきっかけでアジアに興味を抱く。大学卒業後、働いて資金をつくり、97年4月ユーラシア横断の旅に出る。ユーラシアの西端にたどり着くまでに2年を費やす。

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