金木犀の甘い香りがどこからともなく漂ってくる季節ですね。
見上げる空も高くすっかり秋の様相になりました。
カレン族銀細工の村
カレン族銀細工の村を再び訪れます
クロマニヨンのカレン族シルバーアクセサリーはすべてタイ北部の山岳地帯にあるカレン族の村で作られています。
これまでにも何度か訪れ、村の古老にインタビューしたり、製作風景をカメラで撮影してきたりしました。
今回の目的もインタビューと製作風景の撮影ですが、異なるのは泊り込みによる現地調査で、動画による撮影を行います。
カレン族シルバーについてだけではなく、カレン族の歴史、文化、風習などを古老達から聞き取りたいと考えています。
カレン族銀細工の村
カレン族銀細工の村
カレン族はカレン語を日常で用いています。彼らはタイ国に属しているため学校の授業は北タイ語で行われます。
教育を受けていれば北タイ語が通じます。
カレン語とタイ語とはまったく異なる言語で話者同士の意思疎通は不可能です。
北タイ語は中央タイ語と少し異なりますが日本の標準語と方言程度の違いです。
ただし、タイ語学習数年の私の語学力程度では北タイ語なまりはさっぱり聞き取れないので、タイの現地スタッフに一度中央タイ語に訳してもらわなければなりません。
ラン・ナー王朝の古都チェンマイ
カレン族銀細工の村へは首都バンコクから飛行機に乗り、バンコクより約700kmってタイ北部の町チェンマイへ向かいます。
カレン族銀細工の村はチェンマイから約200kmの山岳地帯にあり、公共の交通機関はないのでチェンマイで車を借りて約3時間山道を走ります。
チェンマイは19世紀まで栄えたラン・ナー王朝の王都です。
タイ語でランとは数字の百万、ナーは稲田を意味します。日本風に読めば「百万の稲田の国」となります。
日本は古事記で「豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはらのちいほあきのみずほのくに)」と呼ばれます。
現代の言葉に置き換えれば「葦が生い茂り、幾千年にわたって穀物が実る国」となります。
距離は離れていますが両国の名前は何だかよく似ていますね。
詳細はまた追ってご報告します。ご期待ください!
古都チェンマイ
古都チェンマイ