ジョディさんの奥さんと孫娘のブダちゃん(4歳)。奥さんが着ているセパレートタイプの黒の民族衣装は既婚を意味し、ブダちゃんが着ている白の民族衣装は未婚を意味しています。この色区別は女性に限るもので男性にはありません。
カレン族の民族衣装
カレン族では結婚の申し出は女性から行われます。求婚が女性側から行われるのはカレン族の社会制度が母系社会だからです。結婚するとカレン族の男性は女性の家に婿入り婚する。
ジョディさんも奥さんの家に婿入り婚しました。我々が寝泊りしているのは奥さんのお母さんの家です。だからブダちゃんも結婚時期が来たら、この家を継ぐことになるのでしょう。
チョムプーちゃんとブダちゃん
写真はジョディさんの孫娘姉妹。チョムプーちゃん(6歳)とブダちゃん(4歳)。カレン族の伝統民族衣装を身に着けています。お寺に行くときや家にいるときはいつも民族衣装を身に着けています。
「笑顔でね!(ยิ้ม/イーム)」と声をかけるとお姉ちゃんはにっこり笑ってくれますが、恥ずかしがりやのブダちゃんはいつもモジモジしています。この写真はブダちゃんがカメラ目線の貴重な一枚です。
手仕事で織られるカレン族民族衣装
カレン族の民族衣装はすべて手仕事により、女性が家族のために織ります。こちらはジョディさんの奥さんと奥さんの姪ナーさん。
奥さんが着ている服は織り上げるのに約5日、サロンは約3日かかるそうです。母から娘へ伝統技術は受け継がれていきます。