カレン族の刻印には様々な意味や願いが込められています。
自然と共存する彼らの作るものには、身近に暮らす動植物や生活道具などを象ったものが多いです。そこには自然を畏れ敬うアニミズムの思想が流れています。プリミティブで素朴なデザインは私達の心の奥底に響くものがあります。
かつては自分たちが身にまとう量だけしか作られませんでしたが、70年代後半頃から町へ持ち込み売るようになり、貧しかった村も少しづつ変わり始めました。 現在、世代の交代や生活環境の変化とともに刻印の持つ意味は次第に忘れ去られつつあると言われています。
カレン族の言葉でパドゥアと呼ばれる花。ハレの日の供物として用いられる。刻印の中でもっともよく見かける。
悪霊から身を守る魔よけを意味する。
目。第3の目を表す。見ていないところで悪霊や災いから見張る役目を果たす。
目。第3の目を表す。見ていないところで悪霊や災いから見張る役目を果たす。
2つの並んだ貝。
牛車の車輪。
弓と矢を表し、力を象徴する。魔よけとして用いられる。
花の咲く様子。または牛車の車輪。
外円は世界を表し、四方に刻まれた印は方角を示す。悪霊、災いを防ぐことを意味する。
魚。裏面はバナナの葉。バナナの葉に乗せられた魚を表し、お供え物であることを意味する。
バナナの葉。
蓮の花。
地面から生えるパイナップルの実。
上/パクウェンナと呼ばれる野菜。下/菊の花。
4つの方角から身を守るための魔よけ。
葉。
菩提樹の葉。
田んぼの水面に写った太陽を意味する。鏡のように光を反射することから、悪霊をはねかえす魔よけとして用いられる。
いもむし。
陰陽。
三角は方角を意味し、悪霊をふせぐ方向を指し示す。
花が向かい合って咲く様子。または牛車の車輪。
宇宙。
牛車の車輪。
蓮の花。
心。
梵字。オーム。
カレン族の言葉で、幸せ、幸運を意味する。
魚を取るときに用いられる魚篭(びく)。
魚を取るときに用いられる魚篭(びく)。
カレン族のイヤリング。大きく広げた耳たぶの穴に差し込む。
カレン族のイヤリング。
バラ。
バラ。
ひまわり。
ケシの花。
バナナの葉で作られるもち米入れ。
バナナの葉で作られるお菓子入れ。
水牛の角。
蛇(ナーガ)。何でもできる、何にでもなれる神として崇められる。
ソムタムなどを作るときなどに使われるすりこぎ形の道具。
古い時代の貨幣。
古い時代の貨幣。
低木の種子。食用不可。
木の実。
魚。
かえる。
貝。
こうもり。
象。
かたつむり。
かめ。