7月の誕生石カーネリアン。和名紅玉髄。カーネリアンは赤味を帯びたオレンジ色の石です。聖書の時代には赤い石の代表でした。
ツタンカーメン王(紀元前1350年頃)の黄金マスクにはラピスラズリ、ターコイズと共にカーネリアンが赤の彩りを添えています。
メソポタミアの古代都市国家ウル(紀元前2500年頃)の遺跡から発掘された黄金の頭飾りにもラピスラズリとカーネリアンが用いられ、青と赤の美しい対比を見せています。
いにしえの人々は石の持つ色や光に神秘的、魔力的な力を信じ、語り継いできました。
宝石は自然の崇高さ、美しさの凝縮であり、今も人々の心を虜にして放しません。
青のビーズはラピスラズリ、オレンジはカーネリアンです。インド−ビルマ国境に居住する少数民族チン族のネックレスとして使われていたアンティークビーズです。ドイツのイーダーオーバーシュタインでアフリカ・アジア交易用ビーズとして作られたものだと思われます。
青のビーズはラピスラズリ、オレンジはカーネリアンです。インド−ビルマ国境に居住する少数民族チン族のネックレスとして使われていたアンティークビーズです。ドイツのイーダーオーバーシュタインでアフリカ・アジア交易用ビーズとして作られたものだと思われます。
削り出しで作られた八角形のカレンシルバービーズとオレンジが交互に繰り返すカーネリアンブレスレットです。カーネリアンはツタンカーメン王墓からも出土するほど古い歴史を持つ宝石です。その美しいオレンジの発色を求める想いは古人も今人も変わらぬことでしょう。