僕の通っていた学校は横浜の山の手という所にありました…通りの海添いに立って見ると、真青な海の上に軍艦だの商船だのが一ぱいならんで…眼がいたいように綺麗でした。
あの透きとおるような海の藍色と…洋紅色とは僕の持っている絵具ではどうしてもうまく出ませんでした。
ジムというその子の持っている絵具は舶来の上等のもので…とりわけて藍と洋紅とは吃驚するほど美しいものでした…
有島武郎「一房の葡萄」の一節です。
少年は海の景色を、本当に海に見えるように描きたくて、ジムの机から藍と洋紅を衝動的に盗んでしまいます。
美しい青の絵具が大変高価であったことが背景になっています。
古来より、青色は非常に高価で貴重な色でした。
ラピスラズリを砕いて抽出する青の顔料ウルトラマリンをふんだんに使ったことで知られているフェルメール。
高価な絵具代を捻出するため借金を重ねたと言われています。
紺青の海の色のようであり、宇宙の深淵の色のようでもあるラピスラズリの神秘的な青。
たなびく白、きらめく金が混じるラピスラズリの丸玉は宇宙から眺めた地球の姿にも見えるでしょう。
細い糸のような極小ラピスラズリビーズにボリューム感ある上質な14mm玉が映えるラピスラズリネックレス。澄み通った夜空のような神秘的な青は、襟元に優美なきらめきと色彩を与えます。
極細のラピスラズリビーズに大振りで上質な14mm玉が対比して映えるラピスラズリネックレス。宇宙の深淵を覗いてるような錯覚を覚える深みのある青は心を虜にします。ユニークなクロワッサン型のカレンシルバーが程よいアクセントになっています。
尖った獣の爪がモチーフのカレンシルバーがひときわ異彩を放つラピスラズリネックレス。澄み通った星空や深い海の底の色にも例えられるラピスラズリの群青は漆黒のブラックオニキスと調和します。
大小異なるラピスラズリの玉とカレンシルバーを鹿革紐に通したラピスラズリネックレス。またたく星(黄鉄鋼)、流れる天の川(方解石)、まるで宇宙のミニチュアのようなラピスラズリに魅せられます。ラフなカジュアルスタイルに彩りを加えます。